今週は暖かったり寒かったりと気温差のある一週間だったけど、皆さん体調は大丈夫ですか?
さて、2月といえばプロ野球を中心としたスポーツ界も自主トレからキャンプインへと移行し、来たるシーズン開幕へ向けて準備を進めている時期にあたる。
例年ならカナモも現場に出向き、新たなアプローチ法や基礎技術の向上を中心にバスとの駆け引きのみに集中するといった感じだが、この冬は基礎技術の向上に加えて現在、開発の最終局面に入ったグラディエーターの微調整テストに勤しんでいる。
昨年から岸釣りオンリーでのテストを重ねて「岸釣り特化」「岸釣り専用設計」のロッドをコンセプトに日々の釣行で壁にブチ当たっては改善し、改善したかと思うと…また違う壁にブチ当たる…を繰り返し「岸基準」を煮詰めてきたグラディエーターもいよいよ大詰め!
そんな最終局面にあって、この厳寒期の釣行テストは最高のステージといえる。
ただバスを釣って耐久性などを確認するなら釣れるシーズン中がベストだが、他のシーズンにないタフな環境下で魚を掛ける点については最高のテストシーズンと化す!プレッシャーがかかったバスのショートバイトとは違う、吸い込みきれないバイトに対してのポテンシャルの追求。その中でも集中的にテストしたのはバスが「食うぞ」とキメてバイトしてくる食性であれば厳寒期といえども比較的に対応可能だが、コレがリアクションの釣りとなるとロッドの掛ける力のレベルが問われる!
更に食欲もなく動けない冬バスだけにストラクチャー等には非常にタイトな状態にあり、そんな中で反射的に無理矢理バスに口を使わせるので、「掛ける力」と「寄せる力」の双方が優れていなくては掛けてもバレる…掛けたが巻かれる…となってしまう。
「手首で掛けて肘で寄せる」
基本中の基本だが、この基本過ぎる事柄を追求しているロッドはあまりに少ない!釣り人にアドバンテージが少ない「岸」だからこそ、この基本中の基本を最低条件に据えて作り込んでいる。
それは先日の氷結極寒(雑誌社)ロケで証明された。
バイトしたデカバスは全て「手首で早掛け!肘でストラクチャーから引き離し!パワーで寄せる!」の早業でねじ伏せてゴボウ抜き!を5アゲインした時には完成間近のレベルまで到達したと確信した瞬間だったね。
完成まであと僅か!(←本当にそうなればいいが…如何せんコダワリの虫が疼くとまた発売日が先送りになるが…)コレが最後の調整という気持ちで来週より一週間、ロッド工場に住み込んで100点のベストを叩き出してきます!
現代の「違いの解る」一般アングラーの皆さんの釣りをより良くする為の岸釣り特化ロッド「グラディエーター」をお楽しみに!